| 第5回 「PaLaLeYa〜さよなら〜」(アルバム「BUMPIN' VOYAGE」収録) | |
| 続きましてはこの曲「PaLaLeYa〜さよなら」であります。この曲もまさに「裏・ク・ボ・タ」にピッタリな、一見地味〜な、でも奥が深〜い曲なんですねぇ。まずそもそもこの曲が収録されているアルバム「BUMPIN'
VOYAGE」について語りますと、このアルバムはボクの中では「クボタ第2ターニングポイント」という認識なのであります。久保田さんの音楽活動を区切りで分けるとしたら、ボクの中ではこんな感じです。第1期「デビュー〜バデスト1」、第2期「BONGA
WANGA〜バデスト2」、第3期「BUMPIN' VOYAGE〜LA.LA.LA LOVE THANG」、第4期「As One以降」。こんな感じ。第3期と第4期は微妙なんですけどね〜。LA,LA,LA〜からAs
Oneまで4年も期間があいてるんで、敢えて別に分けております。 で、その「BUMPIN' VOYAGE」のターニングポイントたる所以はなんと言っても全米デビュー作と同時進行に作られてたってことですね。実際、全米版の1stAlbumと、この「BUMPIN'〜」には同じ曲が数曲収録されてますから。歌詞が英語と日本語になってるし、アレンジが変わってるモノもありますが。そういう意味で、「Neptune」以前に比べて、いよいよ本気で現実として世界を意識した作りになってきていた時期がこの「BUMPIN' VOYAGE」からなのでは?と思うのであります。 さてその中でも今回は「PaLaLeYa」なんですが、この曲「アルバムの一曲目」のわりには、そんなブリブリのアップチューンって感じしないですよね??久保田のこれ以前のアルバムの一曲目、並べて見ると、「流星のサドル」「PSYCHIC BEAT」「Dance If You Want It」「TIMEシャワーに射たれて」「大ボラ of LIFE」「Keep On JAMMIN'」「真夜中の太陽」、どーですかー、いずれもブリブリのノリモノでしたよね。だからまずアルバム買ってきてCD聞いた時に、正直拍子抜けというか「あれ、こんな感じなの?」って感じだったのね。当時はまだボクも若かったもんだから、「久保田らしくもっとブリブリで行って欲しいなぁ」なんて感じで、正直あんまりこの曲好きじゃなかったんです。パラレヤの単語の意味も分からないし(笑)。いきなり始まりの曲から副題が「さよなら」かよ〜みたいな(笑)。むしろそのまでの感じでいけば「ZA-KU-ZA-KU Digame」とか「SUNshine,MOONlight」辺りが一曲目な感じですよねぇ。 でもね、聞いてるうちにね、まず歌詞が気になってきたわけ。曲調だけじゃなくて、歌詞もちょっとそれまでの久保田ソングにはない雰囲気だったのよね、よく見てみれば。あんまり気にしないで聞いてた方、もう一度歌詞カードよく読んでみてね。これって旅立つ人を見送る、って感じの歌詞の内容なのね。多分空港だと思うんだけど。この旅立つ人ってのは恋人かもしれないし、仲の良い友達かもしれないし、兄弟かもしれないし。同じ別れでも、失恋の別れとはまた違った別離って感じなのであります。人生長い間生きてると、意外と何度かこういうシチュエーションってあるんですよね。 このアルバムがリリースされた1995年、ボクは地元を離れとある場所で初めて一人暮らしをしていたのですが、そこで2〜3年過ごしたのですが、これまたとある事情で結局地元に戻ることになったんです。ということは、まさにこの「PaLaLeYa」の歌詞のような状況になってしまったわけなんですね。この場合、ボクの方が旅立つ人間の方ってことになりますが。せっかく仲良くなった友達とかとも別れなくてはならなくて、結局凹んだし、辛かったんですねぇ。その帰りの電車のウォークマンで「PaLaLeYa」聴いたときにゃ〜もう人目もはばからず涙出そうになりましたよ、ほんとに。 それ以来、この曲を聞くと、その頃の友達との別れのことを思い出したり、友達元気でやってるかな〜、なんて思い出したりするわけ。つまり、ボクの人生の中でもターニングポイントな意味合いを持つ頃に、久保田さんのターニングポイントでもあったであろうこの曲とシンクロしてしまった出来事があったんですねぇ。こりゃ思い出深い。 ところで久保田さんの音楽ってのは、その当時の久保田さん自身の心境も結構現れてたりすると思いませんか?ボクの勝手な想像ですけどね、この頃の久保田さんは精神的にも肉体的にもきつかった時期だと思うんですよ。全米デビューに向けて走り回ってた頃だから。そんな世界に向けて旅立つ自分の心境がまさにこの「PaLaLeYa〜さよなら〜」の裏に隠れているのでは?と思うのは考えすぎでしょうかね?あとね、同じ「BUMPIN' VOYAGE」の中の「NOT YET!」の歌詞なんかも、「なにかが呼んでるから、ワガママは承知だけど、そこにあるそこにある、まだまだまだ止まれない」みたいな感じでね、まさに当時の久保田さんそのものではないかいっ!と思っちゃったりするんですけどねぇ。そんな人間臭い一面もある久保田兄さんが大好きであります。 そんなボク個人的な思い出もあり、この曲大好きになったんです。でもそれぞれの曲にみんなも色んな思い出があったりして、妙に印象に残る曲ってのもあると思うのね。そんな皆さんのエピソードを紹介する企画を現在検討中ですので、皆さんの甘〜い思い出をたくさん用意しておいて下さい。よろしこっ! |
| 第4回 「覚えていた夢」(アルバム「Such A Funky Thang!」収録) | |
| 久々の「裏・ク・ボ・タ」、何にしようかなーと思っていたら、頭の中にこの曲のメロディがなんとなく浮かんできました。ということで今回も前回に引き続き「Such
A Funky Thang!」から「覚えていた夢」であります。 今となっては恐らくなかなかCDショップの店頭で見かけることはないであろう「Such A〜」の、しかも一番最後の曲(その後にRepriseってのがあるけどね)、しかもしかもシングルでもなければタイアップがあったわけでもなく、後のベスト盤等にも全く収録されていない、ひょっとするとライブでも一度も演奏されていない?、まさに隠れた名曲であります。 で、どこら辺が好きなのかというと、サビの部分の歌いっぷりなんです。この歌いっぷり、わたくしは「イキミ系」と呼んでおります(笑)。これだけでは分からないと思うので、例を出しながら説明しますと、例えば雨音のサビ、Let's Get A Grooveのサビ、AHHHHH!のサビ、そしてこの覚えていた夢のサビ、歌いっぷりに共通点ありませんか?全部"イキンだ"感じの歌いっぷりだと思いませんか?こうなんというか力の入った感じ。分かるかなぁ〜。「だっき〜しめて〜っ、さっさ〜えったい〜っ」「さっああっめっよ〜はっげっしくっふっれ〜」てな感じのこの小さい「っ」、この部分の"イキミ"がまさにイキミ系のイキミ系たるところなんですけど、分かってもらえるかなぁ。 このイキミ系の歌い方、久保田さんの曲の中ではその他にもいくつかあると思うんだけど、僕これが大好きなんですよねぇ。だから雨音も大好きだし、AHHHHH!も大好きだし、Let's Get A Groove!も大好きだし。あ、トランペット吹きながらあたりもイキミ系かな、あ、To the Limitとかもそうかな(笑)。皆さんはどーですか? 当時雑誌かなにかの記事で久保田さん本人が「この曲はとっても日本人向けな曲、日本人なら大好きな雰囲気だと思います」みたいなことをおっしゃってたのを見ました。やっぱり僕はコテコテの日本人なのでしょうか、大好きです、コレ。 ちなみにこの曲、歌詞も好きなんです。抱きしめて支えたいだけなのに〜なんてなんか切ないですよねぇ。当時の久保田としては、結構セクシーな歌詞だったと思うんですけどね。今じゃもっとエロエロトロトロな曲たくさんありますが(笑)。川村真澄さんの歌詞、夏の子午線とか裏窓とか好きなの多いです。アルバムに1〜2曲は川村さんの作詞も入れてくれたらなぁなんて。 ところで、イキムって標準語だったっけ?僕の地方の方言だったらスイマセン(笑)、でもイメージ伝わりましたでしょうか?? あとね、歌詞の中では「覚えてた夢」だけど、タイトルは「覚えていた夢」だからね、これ間違えやすいから注意してね、はいココ今度のテストに出るから覚えとくように。 |
| 第3回 「すべての山に登れ」(アルバム「Such A Funky Thang!」収録) | |
| 続いてはまたまたちょっと昔の曲です。「すべての山に登れ」。知らない人、いますか?はい、そこのあなた、今すぐアルバム「Such A Funky Thang!」を探してきてね。ThangはThangでもLA,LA,LA LOVE THANGじゃないし、ましてやKiss My Thangでもないですよ、間違えないように〜。 ということでこの曲、僕大好きなんです!曲の雰囲気的には、今の久保田さんのやってる感じのR&Bでもないし、もちろんロックでもないし、スロージャムでもないし、ノリノリでもないし、この曲ならでは独特の雰囲気なんですよねぇ。久保田さんの全曲の中でも異彩を放ってる気がします。怪しい感じのベースライン、そのベースラインと似てるけど微妙に違うサビのメロディ。この曲の歌詞に「すべての高い山に登れ」とか「すべての深い海を渡れ」とか出てきますが、この歌詞はセクシャルが意味が含まれていて、女性の身体を意味している、みたいなことが昔の雑誌のインタビューに書かれいた覚えがあります。女性の身体、高い山、深い海ねぇ、フムフムなるほど(?)。ということで、そんなトータルな怪しさが大好きなこの「すべての山に登れ」なのでありました。 |
| 第2回 「八番目の虹の色」(アルバム「GROOVIN'」収録) | |
| ひっさびさの更新は、前回からずーーーっとさかのぼって2nd Album「GROOVIN'」の中から「八番目の虹の色」です。「え、何それ?」と思った方、今すぐお店に走って「GROOVIN'」を見つけましょう。後悔はさせませんよ(笑)。というのも、GROOVIN'はなんか不遇なアルバムって感じがするんです。いい曲多い(ていうか全部イイ曲!)のに、なんかイマイチ評価が低いような気がします。「GROOVIN'はあんまり久保田らしくない」って声もたまに聞きます。しかも1stと3rdが結構インパクト強い感じがしたので、それに挟まれた感じ(つなぎ役とまではいいませんが)になっちゃって、なんとなく不遇な感じがするのです。でも内容はとっても充実。北風と太陽、一途な夜、無傷な朝、ダイヤモンドの犬たち、永遠の翼、未だにライブで演奏される薄情LOVE
MACHINE等々。そのアルバムの最期を締める曲がこの「八番目の虹の色」なのです。 すっかり前置きが長くなりましたが、久保田のスロージャムといえば、この当時はMissingやCRY ON YOUR SMILEという代表曲があります。それに比べてこの「八番目の虹の色」はシングルカットももちろんされてないし、アルバム同様とっても地味な感じ。でもとってもいい曲なんです。友達に聞かせると「なんか久保田っぽくない曲だ」とよく言われますが「でもいい曲だね〜」とも言われます。なんつっても"八番目の"虹の色ですよ、あなたっ!そんな素敵なタイトルつけた川村真澄!?にレスペクト。虹は普通7色ですが、それプラスもう一色あるってんだから大変です。 八番目の虹の色、あなたには何色に見えますか?(クサッ) ちなみに地味だけどカラオケには結構入ってます。挑戦してみてね、激ムズだから(笑)。 |
| 第1回 「ZA-KU-ZA-KU Digame」(シングル94.12.1リリース、アルバム「BUMPIN' VOYAGE」収録) | |
| 記念すべき第一回目の曲は「ZA-KU-ZA-KU Digame」です。これ大好きなんです。でも恐らく、あまり世間的には知られてないと思います。恐らくライブでも演奏されることはないでしょう。ベスト盤にも収録されませんでした。まさにこのコーナーにピッタリ?なタイプの曲なんですねぇ。 何かこれ聞いてると、自然に身体が動いちゃうというか、まさに「クボタグルーヴ」な感じがするんですねぇ。今から考えれば、ポップ過ぎるぐらいポップかもしれませんが、そういう久保田さんが昔から持ってるポップさが大好きなんですね。古いところでいうと、ラジオ番組「ファンファントゥデイ」のオープニング曲とか、「Shake It Paradise」ってラジオ番組のオープニング曲とか、田原の俊ちゃんに提供した「It's BAD」とか。決して今流行のR&B風味な感じは微塵も感じられないけど、純粋にポップな感じの曲たち。その流れの中にこの「ZA-KU-ZA-KU Digame」も通ずる部分があるのでは?って思えちゃうんですねぇ。 こういうキラキラクボタポップス(←僕が勝手に命名)系な曲も、是非たまには作って欲しいなぁなんて思ってます。最近でいうと「Respect(this&that)」辺りが近いのかなぁ。 これ読んだ皆さん、改めて「ZA-KU-ZA-KU Digame」引っ張り出して聞いてみて下さい。きっと自然に身体が動きますよ〜。 |